+弁護士便り+

新年の抱負と自分の中のうし

新しい年を迎えております。
当事務所としては,平成16年4月の新設後,今春には5年が過ぎ,6年目に入ることになります。私個人としても,早いもので,弁護士として19年目に入ります。

今年は,改めて初心を忘れず,忙しい中にも,精神性を高め,深めていけるよう,努力を怠らない年にしていきたいと決意しています。もちろん,時間を見つけて精神修行のために山にこもるというようなことを考えているわけではありません。日々の仕事を通じて改めて多くを「学ぶ」1年にということを考えています。
特に昨年来からの不景気を反映して,今後難しい事件も多く予想されます。こういう時こそ,根気強く事件に取り組み,法的知識の研鑽はもちろんのこと,人の気持ち,人の弱さと強さを,改めて理解し「学ぶ」という気持ちをもって,仕事に打ち込む時だと思います。

ところで,今年は牛(丑)どしですね。いまどきでいう“深イイ話”というわけではありませんが,牛は人と古くから生活の中で関わりがあるからか,牛にまつわる故事・ことわざや譬え・教えは多いようです。次の2つはいずれも私の今年の決意の一端です。
・公明儀の琴は,弁護士にとって,日々の事件の中でおそらく既に絶えず弾かれているのだと思います。物事に無関係無関心を決め込み愚鈍に陥ることがなきよう,敏感に吸収し学ぶ自分でありたいと思います。
・市(まち)に入って…にはほど遠く,牧牛・得牛はおろか,まだまだ見牛にようやく至らんとする未熟者ですが,あるべき弁護士像を違和感なく確たるものとできるよう,牛が消えるようになるまで,生涯精進し続ける自分でありたいと心がけてまいります。

多くの人が生活に不安を抱えながらのスタートとなった新年ですが,当事務所一同,精一杯職務に専心してまいります。本年もよろしくお願い申し上げます。

2009/01/06(Tue) 02:01:36 

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